Feb 06, 2011
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2011年5月の携帯電話ランキングは、「iPhone 4」の16GBが1位に、32GBモデルが2位に入り、2010年10月以来のワンツーフィニッシュを飾った。この2モデルの販売台数を合算すると、2010年7月以降、「iPhone 4」は11か月連続トップとなり、実質的にはずっと1位だった。Android搭載スマートフォンの発売ラッシュが続くなか、この記録がどこまで伸びるのか楽しみだ。
【2011年5月の携帯電話ランキング】
●iPhone 4がワンツーフィニッシュ、シェアは2モデル合わせて約15%
量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、SIMフリー端末を含む携帯電話全体の5月の販売台数1位は、ソフトバンクモバイルの「iPhone 4」の16GBモデル、2位は同32GBモデルだった。それぞれ前月4位、前月6位からの大幅ランクアップだ。4月28日のホワイトモデルの発売をきっかけに、販売台数が増加したためだ。3位には、前月1位だったNTTドコモのAndroid搭載スマートフォン「Xperia arc SO-01C」がつけている。
●最近は16GBモデルが人気、iPhone初心者の購入が増える?
実は、「iPhone 4」の16GBモデルの1位獲得は今回が初めて。2モデルのうち、昨年6月の発売直後から秋頃までは、容量の大きい32GBモデルのほうが人気があり、販売台数はかなり開いていたが、差は徐々に縮まり、2011年1月以降は16GBモデルの販売台数が32GBモデルを上回っている。
他の端末とは異なり、メモリカードスロットがなく、後から容量を増やすことができないiPhoneは、できるだけ容量の大きいモデルを選んだほうが安心だ。「32GBでも足りない。iPadのように64GBモデルを追加してほしい」というユーザーの声も聞く。必要な容量は使い方によって異なるが、16GBだと少し心もとないのは事実。しかし、最近は16GBモデルのほうが多く売れており、iPhoneに初めて触れる人が、とりあえず安いほうを選んでいるのではないかと推測される。こうした売れ筋の変化は、前モデル「iPhone 3GS」でも発生しており、アップル製品を使い慣れた層からそうではない層へ、モデルチェンジのたびに利用者が広がっているといえるだろう。
携帯電話全体の販売台数に占める「iPhone 4」(16GBモデルと32GBモデルの合計、以下同じ)のシェアの毎月の推移をみると、2010年10月が21.2%で最も大きく、2011年5月は14.7%で、2010年9月の16.0%に次ぐ3番目の大きさだった。
母数となる携帯電話全体の販売台数は季節的な要因による変動が大きく、「iPhone 4」の販売台数そのものは2010年10月、7月、8月の順に多かった。2011年5月は、前月の4月より増えたものの、さすがに発売直後に比べると少ない。とはいえ、単純に順位でみると、2010年7月から2011年5月まで、11か月連続で販売台数1位を記録。2010-2011年の人気No.1機種といって間違いない。
しかし、スマートフォンのOS別販売台数シェア推移を集計すると、2010年11月にiPhoneのOS「iOS」は「Android」に逆転された。2011年5月こそiOSのシェアは33.7%まで回復したが、2010年12月以降、70%台後半のAndroidに対し、20%台前半と低迷していた。複数のメーカーが端末を開発・製造しているAndroid搭載スマートフォンの製品数は、iPhoneとは比較にならないほど多い。実質的に「1対多」ではやむを得ないとはいえ、OS別では「Android」の優勢で固まりつつある。
●夏商戦スタート! 「AQUOS PHONE SH-12C」はドコモオンリーで3位に
続けて、主要3キャリア、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクモバイル(SoftBank)それぞれの2011年5月の月間トップ10を紹介しよう。
NTTドコモは、5月20日発売のAndroid搭載スマートフォン「AQUOS PHONE SH-12C」が3位に、4月22日発売の「らくらくホン ベーシック3 F-08C」が7位に初登場。夏モデルとして発表済みの新製品が発売になる6月、7月は、大きく順位が変動しそうだ。
auは、前月に続き、Android搭載スマートフォン「REGZA Phone IS04」が1位を獲得。同じAndroid搭載スマートフォンの「IS05」は前月より2ランク下がったが、「IS03」は6位から5位にアップした。
ソフトバンクモバイルは、iPhone 4が1位・2位を占め、3位以下に従来型の携帯電話とAndroid搭載スマートフォンが並ぶ。現状、国内で手に入るスマートフォンのなかで「最強」との評価もある「HTC Desire HD」は、依然として5位につけている。
米アップルは、米国時間の6月6日、iPhoneなど向けに最新OS「iOS 5」を今秋にリリースすると発表した。「iOS 5」には、無料のクラウドサービス「iCloud」をはじめ、さまざまな新機能が追加され、それら新機能は、無料のソフトウェアアップデートを適用することで、現在販売中の「iPhone 4」や「iPad 2」、通話機能のないiPhoneともいえる携帯オーディオプレーヤー「iPod touch」でも利用できる。
「iOS 5」のリリース時期から推測すると、iPhoneのモデルチェンジは今年の秋頃になりそうだ。新モデルの発売を待つ“買い控え”が発生するのか、OSのアップデートを見込んで、現行のiPhone 4の売れ行きが加速するのか、迎え撃つスマートフォンや携帯電話の新製品の販売動向とあわせ、今後の市場の動きが予測しづらくなってきた。(BCN・嵯峨野 芙美)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
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